山形市における商店街の現状と課題

 令和3年3月の商店街研究会は、山形市中心商店街 街づくり協議会事務局長、鰍ワち作りサポートセンター代表取締役の佐藤克也様にご登壇いただきました。


・山形市の現状は、人口が20万人から減少が続いている。山形駅周辺の百貨店が全て撤退してから更に店舗が減少している。一方、国道沿いには大手SCが複数出店している。
・平成31年に中心市街地活性化法のグランドデザインを作成、その後採択された。コンセプトは「次世代へつなぐ魅力ある新しいまちの創造〜商業・暮らし・ビジネス・観光・医療・文化の融合、とした。テーマとして目指す方向性は、商業の魅力の向上、居住・都市機能の集積、ビジネス環境の向上と企業誘致・創業支援、としている。
・山形市中心商店街まちづくり協議会が昭和62年11月に構成された。法人格を持つ9つの商店街で構成し、中心商店街連携による賑わい創出を目的として機能している。また活動資金として付加金の他に駐車場の運営による資金を財源としている。
・近年の状況として、コロナウイルスの影響で中華系のインバウンド来街者がほぼゼロとなり、また隣県からの観光客も減少している。一方、マンション建設が進み、移住者が、学生寮が出来ている等、中心地への住居者増える可能性が高くなる。これに対して今後中心地への居住者を増やす場合、これまでの買回り品から食料品、日用雑貨等の最寄り品揃えのシフトも必要との事でした。

最後に、山形に5年生活した事があり、イベントが多い所であった事を思い出しました

城南支部 田村 隆彦