十条銀座商店街「商店街キャラクターコンテスト」

 さわやかな秋晴れとなった11月2日(土)の午前、商店街研究会は十条銀座商店街(北区)を訪問し、商店街振興組合の石井博事務局長から「商店街キャラクターコンテスト」とともに、商店街の現状や課題についてお話を伺いました。

 十条銀座商店街はJR埼京線十条駅の目の前に位置し、東西南北にかかる約500mのアーケードを中心に、約180の個性豊かなお店が連なる、活気にあふれる商店街です。戸越銀座商店街、砂町銀座商店街とともに東京三大銀座と呼ばれ、様々なメディアでもたびたび取り上げられています。商店街の歴史は古く、約90年前の昭和5年頃に商店会が組織され、戦前には既に十条銀座を名乗っていたようです。

  新しい公式キャラクター「キタニャン」は、初代公式キャラクターの後継として、平成29年にデザインを一般公募し、一般投票で2次選考を通過した上位5キャラの中からグランプリとして選ばれ、平成30年から活躍しています。近隣の方々に新しいキャラクターに愛着を持って頂けるように、選考過程をイベント化することにしました。

 お話を伺い、アーケード・街路灯などの施設改修、年間を通した様々なイベント開催など、事務局が中心となってしっかりとした商店街運営を行っている印象を受けましたが、来街者数の減少、チェーン店の増加など、新たな課題も顕在化しているとのことです。 東京を代表する商店街について、外部から見るだけでは把握できない現状や課題を詳しく伺うことができたことは、とても貴重な機会となりました。

中央支部 西川 宙