「下高井戸商店街振興組合」視察

 商店街研究会では、5月12日(土)に「京王線・東急世田谷線の下高井戸駅」を中心とする下高井戸商店街振興組合にて、理事長の旦尾衛様、事務局長の石井健夫様、事務局の菊池友和様の3名より「しもたかステーションの運営」等についてお話をお伺いしました。

下高井戸商店街振興組合例解

 江戸時代に甲州街道の第一宿場町として栄え、大正2年に現在の京王線が開通することで駅中心に商店街が形成され、昭和47年に世田谷区で11番目の振興組合として設立されました。世田谷区と杉並区の区堺にあり、東西約700m・南北約500mに約300軒の店舗が軒を連ね生鮮三品や食料品関係の店舗が多くなっています。また、商店街の中心に区立松沢小学校があり近隣の日本大学文理学部、日本大学櫻丘高校、都立松原高校等の関係を活かしたイベント「しもたか大さくらまつり(8月末)」、「しもたか音楽祭(10月末)」、「頑張れ日大!箱根駅伝順位当てクイズ(12月)」を開催し地域資源として活かしています。

 「しもたかステーション」は平成17年に設置、地域の生活支えるインフラとして位置づけ商店街の核となる「公共の拠点」としています。お休み処の他に、トイレ・飲料サービス、買い物サポートなど地域住民が毎日足を運ぶ場となっています。新たなことにチャレンジする積極的な姿勢、若い理事の誕生、女性会員の積極的な参加も進み、運営基盤を整えた商店街として地域と共に発展する様子をお伺いできました。

城南支部 三海 泰良(さんかい やすよし)