「観光を核とした地域活性化」及び「かんたんカード決済について」

 1月20日(金)に開催された商店街研究会1月例会では、「平成29年度サービス産業振興の施策 観光を核とした地域活性化」及び「かんたんカード決済について」をテーマとして二人の講師をお招きし、ご講演いただいた。

1.平成29年度サービス産業振興の施策 観光を核とした地域活性化(GDP600兆円の実現に向けて)

講師:関東経済産業局流通・サービス産業課 黒木忍課長補佐

 この講演では、GDP600兆円の実現に向け、GDPの約75%(約360兆円)を占めるサービス産業の生産性の飛躍的な向上を図る施策が紹介された。具体的には、@サービス等生産性向上IT導入支援事業の実施など、Iot、Fintech等を活用した生産性の底上げ、A観光、スポーツ、シェアリングなど新たなサービス・フロンティア市場の創出、Bトップセールスキャラバン、グローバルサービス座談会の活用等による国際展開の3本柱とともに、これらの基盤整備に向けたおもてなし規格認証の創設、人材育成などの取組が説明された。

2.かんたんカード決済について 

講師:コイニー(株) 大島隆治事業開発マネージャー

  この講演では、コイニー(株)が提供するスマホやタブレットを利用したカード決済のサービス概要が紹介された。具体的には、従来の据え置き型機器によるカード決済と比較しつつ、決済手数料や売上の入金頻度などの利点のほか、決済の場所に制約が無く、迅速に目の前で決済可能なことを活かした、外国人観光客の需要対応や一時的なお祭り・催事での活用例や、セキュリティ対策の取組などが説明された。

城西支部 益田 浩