「蒲田西口商店街の歴史と街コンなどのイベントについて」 -蒲田西口商店街振興組合-

 商店街研究会では9月24日に、蒲田西口商店街振興組合を視察し、片山 蔦栄 理事長に商店街の歴史やイベントの内容についてお話を伺いました。

1、商店街の歴史

 同商店街は現在150店ほどの店舗が軒を連ね、サンライズ、サンロードの2つのアーケード街を有する蒲田駅前の商店街です。4年前のNHK朝の連続テレビ小説「梅ちゃん先生」の舞台になったように、昭和20年代後半に闇市として始まり、30年ごろから商店が並びはじめ、昭和42年にサンロード、昭和52年にサンライズのアーケードが作られました。

2、1年を通して開催される様々なイベント

 4月には蒲田行進曲フェスタ、5月のGWにはフラワーカーニバル、10月にはハロウィン、 12月にはクリスマスコンサートと、1年を通して多くの人を集めるイベントを開催しています。また今年の8月には納涼カラオケ大会を復活させ、9月には新規イベントとして青森ねぶた祭りを開催するなど、新しい取り組みにも積極的なのが印象的でした。これらのイベントでは子供を中心としたダンスイベントなどを併催し、その親、祖父母、友達を中心に多くの人に来てもらう工夫なども伺えました。

3、商店街で行う街コン

 3年前により女性スタッフ主導のもと、商店街主催の街コンを年2回、開催しています。 地元大田区に勤める方や住んでいる方の参加者が多く、直近の参加者数は男女合わせて50名弱に上り、中には半年足らずで結婚するカップルもいるとのこと。最近はシニア層からの要望も増えてきており、40代以上を対象とした街コンを今後開催する予定だそうです。 同商店街のイベントは「目先の商売ではなく、広い長い視点で商店街PRとなること」という考えで開催されており、上記の街コンについても、参加者に良い思い出を育んでもらい、将来的に結婚して子供と一緒に住んでもらったり遊びに来てもらいたいという思いで商店街が協力しているとのことでした。

城南支部 盛澤陽一郎