沼田市の地域起こしと観光政策

 商店街研究会6月例会では12日(日)と13日(月)の2日間で群馬県沼田市を訪問し地域起こしと観光政策の取組について視察を行ってきた。

1.地域おこし活動(一店逸品運動)「沼田市とんかつ街道」

同地域おこしの命名は、平成26年1月15日(水)発足した。沼田ICから10分程の国道沿いにとんかつ店が集中しとんかつ街道と呼ばれている。地元奥利根産のもち豚を使用した肉厚なロースかつ、ヒレかつはもとより、味噌ダレとんかつ、和風おろしとんかつ、かつ丼、かつカレー等色々なとんかつが楽しめる。今回、実食したのは、創業13年目のこだわりのパン粉を使用(企業秘密)し、各種定食をはじめ、丼やお重も提供している「豚カツ専門店」で真田の六文銭をモチーフにしたとんかつ定食を提供している。

2.大河ドラマ「真田丸」でにぎわう沼田市の観光政策

沼田市観光ガイド協会のボランティアメンバーが、戦国時代真田氏の居城で五層の天守閣を有した沼田城址公園や、17世紀の町屋造りの生方家住宅などの見どころを事前に申し込みを行えば案内している。趣旨は、沼田市の歴史、文化、自然、観光地等を観光客に案内することで、沼田市への理解を深めもらい観光客誘客促進と定着を図ることを目的とし、活動内容は@一般観光客、団体等への観光地等の説明案内に関すること。A沼田市観光事業等の周知に関すること。B観光客の誘客に関することで、中心部の商店街の通りには真田家の家紋の六文銭をあしらった幟旗がはためき、街を挙げて取り組んでいた。

城西支部 鈴木 隆男